先日よりKATOの旧製品3桁番号の20系客車を最初5台、続いて4台+1台で計10台も買い込み、室内灯の設置にチャレンジしていますが、その台車について、2種類あることがわかりました。床板はカニ21は505,それ以外は506と刻印されていますが、台車は全て504と刻印されています。ところがあとから買った5台、台車には全て504と刻印されているにも関わらず、最初に買った5台の台車とは形式がわずかではありますが異なることがわかりました。
車輪を外して上から見た図。
刻印はこの面にされています。刻印の位置も方向も違いますが、どちらも「504」です。
左の台車が後から追加した5両についていた台車。若干上から見た目も違います。
もっとも大きな違いは、大雑把にいうと上の写真の左側の台車、集電板が入るべきところに支持板みたいなもの(⊿の形状)が設置されていて集電板が全く入らない構造になっています。上の写真では反対側なので、わかりやすいように角度を変えた写真が下です。
左は斜めに支えている支柱が邪魔をして、このままでは集電板が全く入りません。
カッターなんかで削る手もありますが、やってみたら全然進みません。
台車を変えた方が無難です。
右はそのような支柱は全く無く、さらによく見ると集電板の突起が顔を出すための穴まで空いていました。
同じ3桁旧製品でも、番号はそのままで途中から室内灯を見据えた台車に変更したようです。
といっても床板には集電板を通す穴は空いていません。ちぐはぐですが、いずれにしてもオリジナルの集電板は台車には設置できますが、床板でストップでこんどは台車を床板に設置できません。
最初に買った5台をまず室内灯設置して、その後、後から追加した5台の対応を考えます。いずれにしてもこの台車では設置できないので代用品を探すことになります。
これは20系客車に限らず、かなり旧時代の模型であれば恐らく同じ事態が想定されます。車体をひっくり返してみると、台車の突起の有無が確認できます。
旧製品で室内灯の設置を検討されている方は是非とも最初にご確認ください。
この残念な突起がある場合には室内灯を諦めるか、台車の交換が必要です。