悲しい表題ですが、そのとおりです。
以前ご紹介いたしました、KATOの「モハ152 145」動力車(品番416だったですかね)の片側のカプラー受けが折れてしまい、カプラーが取り付けられない状態になってしまいました。
正常な状態はこのようですが、
お片づけのどこかで衝撃があたったらしく、ふと見るとカプラーが外れており、装着しようとしたら、この有り様です。
動力台車に直付けなので、交換ができません。これは困った。
中間車なのに後ろに連結できなくなってしまいました。
いまさら、こんな古い車種のアッシーくんなど探せども見つかるはずもなく、仕方なく、ワイヤー線で補修することにしました。
で、こんな感じかな?と適当に切り出したのが左下に見える「U」の字をした部分です。
で、台車の片方にこのワイヤー径に見合った穴を2個所空けて、カプラーの襟をおさえようとういう寸法です。
で、早速、アマゾンにて、ドリル刃を検索、ポチ。
890円でミニドリルの刃を調達。0.05mm刻みですごいっ!というわけでこれ一択でした。
迷わず「0.55mm」のドリル刃を選択しました。蓋がずらしづらく、めっちゃ開けにくい。引っ掛けてサキッチョが少し折れてしまいました。年取ると目も手も悪くてもう。
ピンバイスはもともとウチにあったものですが、このサイズがはまるかなと思ったら、なんとか装着できました。が、まっすぐに挿入するのが一苦労でした。斜めに入ると作業開始直後、一発で折れてしまいます。
で、欠けた刃で、いざ作業開始してみると、思ったよりスムーズに2個所、0.55mmの穴が空いてくれました。
ここに例の「U」字型に切断したワイヤーを挿入してみます。
いい感じで入ってくれました。抜けやすくもなく、作業がし易い感じです。
もう少し、挿入してみますか。
さらにもう少し挿入。
おっけー、おっけー、このまま終わりたいところですが、カプラー受けとしては幅も狭く、形もいまいち。一旦引き抜いてラジオペンチで、カプラーに合わせつつ整形します。
カプラーをはめてみます。
おおお、良い感じではまりますが、もう少し整形が必要です。
やり直し。
マジックで黒く塗ってから、カプラーを装着してみます。
下から見てみると、
カプラーが回転するといとも簡単に外れてしまいます。
もう一度、正常状態の図を見てみます。
ふむふむ、あと一歩のところですが、今ひとつの押さえが足りません。回転さえ阻止できれば簡単には抜けてきません。
とりあえずはプラ板でも切って、ちょっと強めの両面テープでも貼り付けて、
あまり美しくはありませんが、当面の応急処置として、
プカプカしないようにとりあえずは押さえておいて、ここは時間をかけて、ちょっと考えてみるとします。回転しようと思えば回転してしまいますが、通常の使用にはとりあえず大丈夫そうかな。あとでバネ探すの大変そうですが。
せめてマジックぬっとこう。
この続きはまた後ほど、ご報告いたします。