先日ばらした同じキハ20T(6002-2)は既に室内灯を付けたキハ20M(601)とは色が違うのでとりあえず、ばらしたまんまおいといて、先日ご紹介した601M車と同じ色合いのキハ20T(602)から室内灯をつけることにしました。これですね。
ではまず屋根とオレンジの車体の隙間にピックを挟み込み、屋根をはずします。
無事に屋根が外れましたが、おっと!前面ガラスは1個しかないのね。さすが中古。ワクワク度↓。飛ばしてないよね。
とりあえず室内はより新しいキハ20T(6002-2)と全く同じ構成です。運転席、トイレがあります。
ホロはつけたまんまです。これもガッチリ接着されています。危ない。危ない。
次。窓ガラス外し。
結構四苦八苦しましたが、引っかけ箇所は見えているので、器用さ加減かと思います。
次。灰色の床板を外します。灰色の床板を外すと黒い床板は簡単に外れます。
窓ガラスが外れると割と抵抗なくすんなり外れてきます。
うわ、オモリの錆がすぎょい。
裏も表も同じくらい錆ています。やすり掛けゴシゴシゴシゴシひたすらゴシゴシ。
こんなとこかな、裏も見てみよう。
一応こんなとこでいいかな、
このクサビ形のくびれは何でしょうかね、特に引っ掛かりもありませんでしたが。
では台車周りと行きますか。
今回のキハ20系T車は全て台車にも床板にも全くの導電設備なし。
車輪周りはほぼ横浜市営地下鉄方式のワイヤーネジネジ型で行きたいとおもいますが、黒板の台車側に細いでっぱりがあるので、横浜市営地下鉄の床板銅箔テープ方式は通用しなさそうです。ここは先日の予告どおり、0.4mmのリード線で床上まで行きたいと思います。
まずは、黒い床板の前輪と後輪を繋ぐ配線。幅6mmの銅箔テープを縦に二分した幅3mmの銅箔テープ2本準備。一応細かい銅箔テープも何個か準備。結局使いませんでしたが。もとから幅3mmの銅箔テープは両面導電性とは縁遠いものでした。
例によってオモリをカバーアップテープで絶縁。
銅箔テープは黒板に見える左右のくぼみもまたぐように張り付けるので、おおよそ11cm程度でしょうか。
とりあえず準備。銅箔テープをおもりの上にくぼみからくぼみまで張り付けます。
オモリはカバーアップテープで絶縁してはありますが、一応左右間の絶縁は取れているかの確認。OK。テスターの「導通時にピー」モードが便利です。井戸の地下水位計測にも応用できそうです。抵抗がどうかわかりませんが。お風呂の水ためにもよさそうですが、いかんせん音が非常に小さい。蚊の鳴くような音。お風呂には無理。話がそれました。よく聞く表現だけど蚊って鳴くんかい。
次は台車周り。これが結構大変。横浜市営地下鉄方式です。ワイヤーで車輪まわりをネジネジ方式です。ワイヤー4本準備。
ワイヤーの長さは4cm弱でしょうか。極めて適当です。ひょっとすると長いかもしれないし、短いかもしれません。とりあえずこれで行きます。ここのそれぞれの中心部付近に半田を薄く盛り、そこへ0.4mmのリード線を半田付け。
0.4mmリード線は長さ3cmを4本準備。
これの被覆向きはだいぶ慣れてきました。前にも書いたと思いますが、端から4~5mm程度のところでよく切れるカッターでうす~く、かる~く一周します。で、軽くどっか一家所に微かな切れ目を入れます。で、引っ張るとスポッと被覆が外れてきます。ライターはもう使いません。
線には先付半田をするとやりやすくなりますが、どちら側ももともとの太さを超えないように注意します。もう片方はあとで細い隙間を通すので、この時点ではやらない方が無難です。ただし、被膜程度に乗ってる分にはかなりOKです。
で、ワイヤーの中心部付近に盛り半田をわずかにして(なかなか乗らず、結構はじいてくれます)、そこへ半田付け。
なんか、タリラリラ~ンな感じですが、T字もしくはY字型リード線付きワイヤーが4本できました。どっちゅうことありませんよ。形状の非統一性はひたすら技術力不足です。狭いところへ入れるので、Y字の方がいいかもしれません。まあこんなものを作ります。
いろいろと眺めた結果、今回は横浜市営地下鉄方式のダブルS字型ではなく、ムキムキマン型にします。よくわかりませんが。双眼鏡みたいな形でしょうか。
車輪下側から上に向かってワイヤを車輪周りに巻いていく計画にしました。
(問題は内側から車輪側に向かってまくか、車輪側から内側に向かって巻くかですが、車輪側から内側に向かった方が接触面積は多そうです。)
このT字(Y字)部品のリード線を台車に通してみます。中央のビスの隙間からすんなりと2本とも通ってくれます。
これを前と後ろで2台車分。
こういう感じです。太さ0.4mmであれば2本とも余裕で隙間を通ってくれますが、恐らく0.65mmでは1本も通らない感じです。
今は適当な隙間から出ていますが、ワイヤーを車輪に巻き終わったら、いや、一番最後に固定ビスの「ー」の隙間に寄せてスティックのりか木工用ボンドかなんかで軽く固定する予定です。
次はいよいよネジネジです。
問題発生!
とここまでやって気が付いたのですが、車輪は左右対称ではなく、片側は車軸まで電極が繋がっていますが、もう片側は車軸と車輪の間が絶縁されています。車軸そのものは導体であるものとないものがありますが、導体の場合はワイヤーが車軸に接触しないような巻き方が必要です。容易にショートしてしまいます。
こういう場合は深く考えずに車軸の交換です。幸い、まだネジネジしていませんので、ワイヤーとリード線を外します。車軸は軸の先端から先端まで14.3mmありますがなんかの間違いで購入した「車軸短」の予備が丁度ピッタリはまりました。
軸は少し太いですが両車輪から完全に絶縁されています。せっかくの金属車輪ですが、車軸の絶縁作業はちょと難しいのでとりあえずこれと交換して作業を進めます。
が、今日は目がしょぼしょぼしてよく見えないので、この先はまた先送りにします。
ここで他の2台分も準備するとするとこれを買っとくかな、というのがこれです。
ワイヤーの長さ、実際に巻いてみたら4cmでは足りませんでした。スカスカ。残念。5cmでやり直してみます。
ここまでご紹介すれば後は比較的容易な手順しか残っていません。手順のイメージもしやすいかと思います。
車軸交換後の手順はとりあえず、
①台車の車輪(絶縁モノに交換後)にワイヤーをネジネジ。
②銅箔テープ型自作室内灯の銅箔テープを灰色の床板の隙間から下に潜り込ませ、この銅箔テープに台車からのリード線を合流させて、黒板に貼った銅箔テープの黒板のくぼみのところで貼り付けます。
たったこれだけですが、その前に地獄のワイヤーネジネジが待っています。
横浜市営地下鉄方式よりはだいぶシンプルかつ簡易になりました。床板の隙間の有無次第です。
ネジネジうんざり、ネジネジ。これが全部であと3台分。ゲンナリ。
使う予定の室内灯はこれです。特製銅箔テープ+リード線型室内灯。
光源は高密度3灯/2.5cmものの電球色を12.5cm使おうと思います。
この先はまたおいおい。
銅箔テープはKAUMOの銅箔テープが両面導電性がよさそうです。幅6mmの方は本ブログにて確認済です。3mmはまだ使用したことがありません。
幅3mmのもの。やや押し付けないと導通しないとのレビューがいくつかありました。
経済性とリスクを考えると6mmのものを切って使う方がよさそうです。