tomopinのブログ

ジャンク好き。おもちゃ好き。二人の孫はもっと好き。

クハ153 (KATO 415) 2台目に室内灯

さて、2台目としてゲットした先頭車もしくは後尾車のクハ153ですが、モハ153と2台売りでした。

クハ153 (KATO 415)とモハ153 (KATO 417)
手前がクハ153です。

ご尊顔
右側がクハ153です。

ご尊顔反対側
左がクハ153です。

裏側
下がクハ153です。
台車に集電板が見られます。
よく見るとこの車両、スカート履いてない。はずかしー。

台車に集電板がついているので、もしやと思って通電した線路に乗っけてみましたが、特になにも起こりませんでした。

初期状態で通電試験
何も起こらず。

ふむふむ。

それでは室内灯と前照灯、尾灯設置の可能性を調べるために開いてみるとしますか。

まずは台車を外して

外した台車
車輪も集電板も健全そうです。

台車を外してその後、床板が割とすんなりと外れてくれました。おおっとー!

まだ屋根は車体についたままです。

床板外し
真ん中の段、
これがKATOオリジナルの旧型集電板です。
銅板は一部汚れていますが、
おもりはめっちゃきれいです。

この電極は室内灯ではなく、前照灯・尾灯用の追加オプションで、集電板は前も後ろも同じ形です。上向きに曲がった端子はありません。室内灯用では、一方がL字型の集電板となっています。

では、前照灯ユニット周辺。

前照灯周辺裏側
線が出てるのでこれはライト基板だな。
上は足が開きすぎで
下の方は下向きになっていません。
上側に格納されてる感じです。

なんと、ライト基板からの足が見えます。これは球切れでしょうか、あるいは足が開きすぎて床板の電極から外れているのでしょうか。とにかく現状で点灯しません。

直接通電してみます。

順方向に通電
おおおっ!前照灯は生きてます。

では次、極性スイッチを切り替えて逆方向に通電してみます。

逆方向に通電
おー、尾灯が点灯!こちらも生きてます。

前照灯も尾灯も生きています。

前照灯も尾灯も電極棒は共通なので、この棒がうまく床板電極に接触していないのでしょう。

確かに開き気味な上、バネが効いてなくて一方が上の方にへっこんだような感じでした。この点は組み込み時に注意するとして、もう少しバラしてみましょう。もう一台の前照灯設置の参考となるかもしれません。

ほぼ全ばらし
ライトユニットは座席板に固定されています。
集電板はKATOのオリジナルです。

ライトユニットを前から

ライトユニットは2段組で、上が前照灯、下が尾灯となっています。

ライトユニットを下から
座席板に設置されています。

この段階ですでに、もう一台の方のクハ153とはライト形式が異なるようです。色フィルターの形が全然違い、光源もかなり後方のセンターからのようです。

赤と白、完全に別の個室でくつろいでいるようです。これは仕切りが必要なのでしょうか。めんどくさいなあ。

ライトユニットを座席板から切り離してさらに基盤を取り出してみます。

ライト基板とライトユニットカバー

これを作るのめんどくさいなあ。

もうちょい拡大してみますか。

ライト基板とライトユニットカバー
この段階でうっすらと上の電球は黄色気味、
下の電球はピンクっぽい色をしています。
うーん、実にピンク。

この体制では上が白、下が赤い電球?が重なっています。ちょっとんん?な形状。

このオンブバッタ、上から見てみます。

ライト基板とライトユニットカバー
基盤のこちら側には光源以外の部品はありません。

ライトユニットカバーは完全に分かれた部屋になっております。

完全個室制なライトユニットカバー
この体制では上の部屋が赤用、
下の部屋が白用ですが、
実際は上下逆です。

そっかー、ここまでしないと光が干渉するのか、ちょっと面倒ですな。。

ライト基板の裏側は、

ライト基板とライトユニットカバー
抵抗には271との記載が見られます。

抵抗はありますが、ダイオードがありません。するとこの光源は電球ではなく、LEDのようです。って、この形はどうみてもLEDだろー。

というわけで、実際に抵抗値を測ってみますか。

ひえっ!270.7Ω、略して271Ω、
すごいっ!

ほぼ表示ピッタリの値でした。整数化で271Ωです。入力電圧が何ボルト仕様のLEDかはわかりませんが、3Vよりはかなり大きい値のようです。

3V用LEDで560Ωだと暗いかな~~。

ライトユニットの抵抗値はさておき、ちょっと最初のクハ153との違いが気になってきました。

車体から並べて比較してみます。

同じクハ153(KATO 415)の車体の違い
左が最初のやつ、右が現在バラしてるやつ
同じ番号なのに結構違います。
床板の穴が大きくなり、
座席板の色の違いや車体素材の色が異なります。

品番は全く同じなのですが、どうもどちらかが時代的に新しそうです。

左の方は座席板の延長で室内灯からの遮光カバーがあるようです。こちらの方が新しいのでしょうか。

 

ここでやっと登場、KATOのオリジナル旧式床板集電板です。

KATOのオリジナル旧式床板集電板(前照灯用)
多少汚れていますが使えそうです。

室内灯も前照灯・尾灯も旧型の床板集電板の基本形状は同じ形状で共通のようです。

室内灯用のオプションは片方は同じですが、一方が床板を通り抜けて上向きの銅板が出るようなL字型の形状をしています。

KATOの旧式「室内灯」に付属の床下集電板
向かって右側の電極には上向きの電極があります。
壁と反対側は抑えがないので振動で
通電不良が起きやすい形状です。

 

室内灯の作成

それでは、まずは自作の室内灯を準備します。

昨日と全く同じ、高密度(3灯/2.5cm)の電球色12.5cm、ブリッジダイオードはMB10M、リード線はΦ0.5mmを4cm、リード線の先には最初に切り落とした半端の5mm✕1cm銅板片を電極としてハンダ付けします。昨日と全く同じです。

座席板の「-」型の穴の上側から電極を通していきます。

テープLED組み込み第一段階
座席板の「-」穴を通過

続いて車体の「-」穴を通過、これも上から。

テープLED組み込み第二段階

別角度から


で、座席板を車体にしっかり組み込み、ここで前照灯側の電極棒のバネをしっかりきかせるように開き気味を平行気味にして、さらに意識的に斜め下向きにしておきます(左側の細い棒)。電極を穴に通すの時を同じくして前照灯ユニットの足も本体床板を通します。

座席板を車体にしっかり組み込み
前照灯ユニットの足も通すのを忘れずに!

ここからガラス板を挿入するのがかなり手こずりましたが、なんとか無事に装着。

窓ガラスを装着
灰色のライトユニットカバーが
ギリギリで結構大変でした。

ここまで来るとほぼできた感じがします。

あとはテープLEDを屋根裏に貼り付けて、と、これがまた、テープLEDの長さが屋根裏ギリギリよりちょっと長く、半田部と被覆端部の間で折り曲げました。

テープLEDの末端部はLEDギリギリ手前の位置で切断しても大丈夫です。写真省略、取り忘れ。ぎゅうぎゅうですが、突っ張って固定はよくなりました。

点灯試験です。まずは順方向から。

順方向で通電
おおお、前照灯オッケー
室内灯もオッケー

おおお、かなり電球色な前照灯です。写真ではわかりにくいですが、実際にはというか、肉眼ではかなり黄色がかっています。室内灯もオッケー。

では次、極性変換スイッチで逆方向電圧。

逆方向で通電
ちょと小さくて分かりづらいですが、
前照灯の下、
赤い尾灯がちゃんとついています。
室内灯が支配的でかなり劣勢。

集電板や前照灯・尾灯が揃っていたので、ほぼ室内灯の追加のみで済んだ車両でした。とてもラッキーでした。が、ふと気づくとこれスカートを履いていませんでした。

本日届いた2車両はこれで終了で残り1車両のみとなりました。といっても全部で3種4両ですが。もっと増やしたくなってきた。

もう一方のクハ153は分解のところでご紹介したとおり、ちょっと前照灯、尾灯の固定方法に検討が必要そうです。こんな古い車両のパーツ今じゃ入手不可能だろうしなあ。

今しばらくのお時間をいただきます。

30~40年位前の車両でしょうか。好きなんですよ。こういう古いの。

 

モハ153(KATO 417)に室内灯

まだクハ153はバラしたまんまですが、先にモハ153を入手しましたので、こちらに室内灯を取り付けたいと思います。

クハ153 (KATO 415)と2台まとめて1880円だったので衝動ポチしてしまいました。これで先頭車と後尾車はなんとか揃いました。うれぴー。

クハ153は重複しますが、後尾車が必要なのでこれでいいのです。

クハ153(KATO 415)とモハ153 (KATO 417)
手前が先日のと同じクハ153(2台め)、
奥が今回室内灯を追加するモハ153です。

で、本日室内灯を追加するのはこちらです。モハ153 (KATO 417)です。

モハ153 (KATO 417)
何か、懐かしいわ~。

窓配置やドアの位置、外見は先日のクハ153と全く同じです。パンタグラフはありません。

どちら側が前かはわかりませんが、ご尊顔です。右はクハ153です。

ご尊顔
右はクハ153

反対側ご尊顔。

反対側のご尊顔
左はクハ153です。
通路横に窓があり、ちゃんとガラス板がはめ込まれています。

モハ153裏側
「No.417」の刻印があります。

この車両を含む153シリーズは室内灯追加対応となっているようです。

では、早速開いてみましょう。

幌側の穴からピンセットを突っ込んで、屋根を持ち上げます。未開封らしく、結構抵抗はありましたが、無事に開きました。

屋根外し
確かに座席シートは青かった記憶がありますが、
床は青くなかったよな~~。

 

ではガラス板を外します。これも結構抵抗はありましたが、片側の端付近を持ち上げると割とすんなり持ち上がってくれました。一つ外れると反対側も抵抗なく外れます。

分解
一番下の青い座席板の左端に
細い電極穴が左右で2個所空いています。
旧スハフ42形式です。

窓が外れると抵抗がなくなると思ったのですが、裏側黒い床板の4個所の穴に見えていた青い座席板の爪をずらして押し込むことでようやくばらせました。

室内灯対応車ですが、集電板の類は一切ありません。

見たところ、座席板の電極挿入用の穴からして、追加する電極の形式は昨日と同じ旧スハフ42型の形式のようです。

ではまずは床板に設置する集電板を作成します。

厚さ0.1mmの銅板から下図の黄色い部分を切り出します。

旧式床下集電板の代用品


5cm✕1mのロール銅板から1cmずつ切り出して使いますが、切り出す前に、左右5mmの縦線、上から3mm, 4mm, 6mm, 7mmの切り込み用の薄い筋を入れてから1cm幅で切り出します。2台車4個分作りたいので2枚切り出します。詳細は昨日の記事参照。

使うのは上図のように40mmなので、まずは、

左右両端5mmを薄く付けた筋に従って切り落とします。

両端5mmを切り落とし
切れ端5mm✕1cmの銅板はあとで電極として使います。

 

次に上図の黄色い部分が残るように切り込みを入れていきます。32mmは後で切り落とすとして、端から真っすぐ、最後の手前3mm残して2本ずつ、反対側も含めて4本切り込むだけです。結構簡単です。

3mm幅の棒のところは、わずかに3mmより細めにすると入りやすいです。ジャストで切ると、3mmのつもりでもわずかの差で入りが悪いことがあります。狭い分には余裕です。

真ん中の2mm幅の部分を真ん中で切って切断すると、1枚の銅板から2コ、2枚で4個の集電板ができます。

切り込み切り込み

真ん中の1mm(上から2.5mmで切っていれば1.5mm)幅の細長い部分を根元から切り落としてガラス板等でならします。半端も含めてならしてならべると下図のようになります。

自作床板集電板
右上の5mm幅✕1cmの銅板は2枚だけ電極に使います。
幅1mmの細いやつは使うかどうかわかりません。
右下はKATOのオリジナル床板集電板です。

黒い床板に配置してみます。重りもきれいなので、銅箔テープで橋渡しはせず、そのまま乗っけちゃいます。

代用床板集電板を床板に設置
いい感じです。
ビス穴を銅板が完全に塞ぐ格好ですが、
ビス頭は床板上面までは到達しないので、
全く問題はありません。

 

室内灯作成

そしたらば、次は照明器具です。

いつものようにMB10Mの極性のない方の足に4cmリード線をハンダ付け、その先に先程余った両端の5mm✕1cmの銅板を電極とすべく、ハンダ付けします。

室内灯の作成
MB10M(極性のない方)にリード線とその先に電極用銅板をハンダ付け
MB10Mは銀の線のある方が極性のある側です。
この写真では向かって左側が「+」、右側が「-」です。

MB10MにテープLEDをハンダ付けします。使うテープLEDは高密度(3灯/2.5cm)の電球色12.5cmです。ブリッジダイオードの極性とテープLEDの極性をあわせて接続します。

MB10M電極のある方の足にテープLEDをハンダ付け
(極性確認)

できたテープLED側からの電極を座席板の左右の「-」穴を通します。一応、左右一個ずつです。ちょうど良いサイズで通ります。

電極、無事座席板を通過

次は左側に控えている本体の床板「-」穴を通します。左右一個ずつです。

電極、無事車両車体も通過(下から見た図)

電極車体も通過(上から見た図)

 

この段階で、座席板を床板にカッチリとはめ込みます。

次に、テープLEDの電極を黒い床板の電極に接続します。どちらでも構いませんが、線が交差しない方がよいと思われます。

電極同士をテープどめ
ついでにおもりもテープどめ。
使ったテープは3Mのスコッチメンディングテープ

リード線が4cmもあれば余裕で作業ができます。逆に3cmだとちょっと厳しいです。

中間車の場合、前後がわかりにくいので、床板の集電板のどちら側に設置するかは、ネットで写真などをよくみて、床下構造と窓配置、屋根上構造物の配置などを総合的に睨みながら決定します。結構悩みます。気にしなければどちらでもいいのですが。

スコッチテープで電極同士をうまく接続したら、本体を黒い床板にはめあわせて、カチっというまで押し込みます。

余分な長さのリード線はまとめて床下の抑えにしてもいいし、床上まで戻しても構いません。後者の方がよさそうです。かなり戻さないと作業はし辛いです。

本体接続後、裏側

これを引っくり返して裏側を見るとなんか、素晴らしい。

 

これは自作台車集電板ではなく、余ってる台車についてる車輪とサビサビ台車集電板をヤスリがけしてもってくることにします。

ガラス板を取り付けます。片側の連結部幌横に窓があるので悩みません。

ガラス板取付け
向かって上側の左側幌横に窓があります。
ガラス板はここもカバーしているので
方向で悩む必要がありません。

もうここまでくればほとんど終わったようなもんです。あとは屋根裏にテープLEDを貼り付けて、屋根をはめて終了です。

この車両は12.5cmのテープLEDギリギリなので、ブリッジダイオードMB10Mの足はテープLEDの端から折り曲げ直します。

で、屋根をとりつける前に一度点灯試験、OKなら屋根をとりつけてまた点灯試験。

最終点灯試験、オッケー。
何をしても全くチラつきません。
この集電板、本家よりもかなりいいかも。
座席板が青なので、電球色のハズなのにかなり白っぽいです。

屋根取付前のテストで点灯しても、何故か屋根を取り付けた途端に点灯しなくなるケースがあります。こういう場合はどこかが接触不安定な可能性があります。走行中のチラつきや消灯必至です。考えうる接点箇所の接続性を確認しましょう。確認すべき箇所は思ったよりわずかです。

 

現在、全部でこの153系シリーズが4車両となりました。

通勤時代を思い出してちょっとノスタルジック。先頭車、後尾車も早く終わらせたいと思います。

あと手元には先日バラされたままのクハ153と本日届いたクハ153の2車両が未作業で残っています。

どちらも前照灯、後尾灯が追加可能なので、現在、前照灯・後尾灯の設置方法を考えているところです。

近日中にまたご紹介いたします。

 

クハ153(KATO 415)の分解

本日はKATOのクハ153(415)ジャンク!が届きましたので分解してみたいと思います。1100円。

何はともあれ、KATOの3桁品番が好きですねえ。

一応、このシリーズの先頭車ですね。箱付きでした。

KATO クハ153 (KATO415)

クハ153ご尊顔先頭側

クハ153連結側

クハ153 斜視図

クハ153裏側
No.153の刻印があります。

ちなみに箱の裏に書かれている153系シリーズはこんな感じです。

153系ファミリー
やばい、個別に集めそう。

 

それではまずは台車から外してみます。

台車を外したところ
415の数字が打ってあります。

台車取付穴両側に「( )」状の穴が空いているので、室内灯追加に対応した床板と台車のようです。

台車です。

台車
どちらもビス止め式です。

前側は車体前面スカートにカプラーがついているので、前側の台車にはカプラーを取り付ける部材すらありません。さみしいなあ。

どちらもビス止め式で集電板の突起を通す穴もあいており、室内灯追加対応のようです。この穴を使わずとも改良台車集電板が使えそうです。

車輪も左右絶縁型ですが、ちょっと経年の被膜で導通は怪しいです。交換の方が早そうです。


車内側はどうでしょうか。

座席板の電極挿入穴

なんと、これも旧式の穴の形状です。昨日みたばっかりです。

では分解するとして、ガラス板の状況はというと、

右側ガラス板の収納状況
ガラス板に415の表記が見えます。
うーん、残った屋根の下に食い込んでいます。
やりにくそうです。
しかし、この前側ドアから乗ると
ついたてがあって座席までいけません。不便。

左側はというと、

左側ガラス板の収納状況

こちらはギリ大丈夫そうです。

では、左側のガラスから慎重に外していくとします。

幌側のガラス板を引っ張ると意外とすんなり抜けてきました。

右側も幌側からあれよあれよと苦も無く分解できました。

全分解

くれぐれも決して無理はしないことです。爪を1本でも折ってしまうと一生後悔したくなります。

では、床板側はというと、

床板台車接続部付近
旧式も新式も室内灯対応であれば
あまり変化はありませんですな。

おっと、車体の前照灯のところになんかあります。

前照灯部の拡大

ほほう、ヘッドライト・テールライト追加対応用の色フィルターですね。これは是非とも取り付けねば。ライトの位置が上と下では左右にずれています。

かなり以前に、プラレール用に購入していた3VのLEDがありましたので、ちょっと色フィルターのくぼみに合わしてみたらぴったりでした。ピッタリというか、ちょっとスカスカ気味。固定には両面テープ使おうかな。

LED3V 用

アマゾンで30本で699円でした。ご紹介しておきます。

導線がリード線ではなくエナメル線なのでとても固定しやすいです。

が、床下までの電極棒にするにはちょっと柔らかすぎで、無理です。

リード線+余った銅板小片で代用しますかね。

 

LED3V用

ご丁寧に入力電圧に合わせて抵抗が付属しています。袋にはラフに測った抵抗値が記載されていますが、今一度測ってみるとします。

12V対応用抵抗の測定値(564Ω)

個体によって多少の幅はあるのですが、この個体は564Ωでした。

 

床板集電板の作成

それでは、まずは床板の集電板から作成していきたいと思います。

旧式床下集電板の代用品
3mm幅のところは2.8-2.9mm程度にすると
設置しやすくなりますが、
広げすぎると扱いにくくなります。



昨日作成したものと全く同じ手順で2台車分作ります。手順は昨日の記事をご参考ください。

床板集電板の作成準備
両端5mmずつ縦線、
上から3mm(2.5mmが吉)、4mm、6mm、7mm(7.5mm)のところに
うっすら横線を入れておいて、上から1cmで切断します。
それを2コ作ります。

幅5cmの銅板を1cmで切り出すものを2コなので2cm長さあれば充分です。

筋を入れて早速2個分切り出しました。見えにくいですが、うっすら筋は入っています。あまり深くいれると残った部分で筋に沿って切れやすくなります。

銅板2枚切り出し

幅5cmの銅板ですが、必要なのは4cmなので両端を5mmずつ切り落とします。

両端5mmずつ切り落とします。
切り落とした半端は5mm✕1cmの銅板が4コ。
電極に使えそうなのでとっておきます。

ではあらかじめ薄っすらと入れておいた線にそって、設計図をにらみながら、切込みを入れていきます。切り落とさずに端っこ4-5mm程度を残すようにします。

チョキチョキ

チョキチョキを2回

そうするとこんなのができてきますので、まずは幅2mmの真ん中の棒の真ん中で切断します。するとこうなります。

真ん中で切断

長さの違う2本の銅板の間の1mm幅の銅板は切り込み残した根本で切り落とします。クニャクニャ数回すれば折れてきます。必ず根本でクニャクニャしてください。

これも何かに使えそうなのでとりあえず取っておきます。

形になってきたっ!

ハサミできるとどうしてもこのように反ってしまうので、ガラス板と定規で挟んでさらに指を使ってなめして整形します。そのまま使えそうな反り方ですが、まずは一度平坦に整形します。

整形後
こうやって整形してみると、
切り落とした半端も何かに使えそうに見えます。

 

室内灯の材料準備

さて、それでは室内灯、前照灯・後尾灯追加のための材料一覧です。

室内灯、前照灯、後尾灯追加のための材料一覧
最上段の半端銅板2種を除き、上左から
高密度(3灯/2.5cm)の電球色室内灯12.5cm、
ブリッジダイオードMB10M、
Φ0.5mmのリード線4cmを2本、
その下左から、
たった今作った床板用集電板4枚、
以前に作成した台車用集電板(車軸間14mm)4枚、
Φ0.5mmのリード線2cmを4本、
564Ωの抵抗2本、
3V 用白色LED2本です。

と、本日はここまでです。

全く「ジャンク!」ではありませんでした。かなりの良品です。

このブログを御覧頂いている方にはこの後の手順もすでに想定できてるかとは思いますが、この段階で未定なのは接点箇所の接続方法です。

自作集電板には何の遠慮も不要なので、可能な限りハンダ付けで接続していきます。

簡単に手順を列記すると、

①台車集電板の中心部に2cmリード線をハンダ付け、4コ全部を台車および床板のビス穴から挿入した後(過去記事参照)、

②先ほど作成した床板集電板の短い方を少し切ってそこにハンダ付け。

③片側の集電板に前照灯、後尾灯の極性を確認しつつ抵抗と一緒にハンダ付け、

 前照灯、後尾灯の設置スペースが狭いので、事前に充分な試行錯誤が必要。

④テープLED+ブリッジダイオード+リード線のリード線を座席板の穴から通して床板集電板の任意の箇所にハンダ付け、

⑤それぞれの部材を車体に組み込んで終了の予定です。

台車集電板からのリード線はビス穴の通過後、長い方の電極の下を通すようにする予定です。重りと電極の接触を向上するためです。

くれぐれも各部材を車体に組み込んだ状態でハンダ付けはしないように留意します。

 

ハンダ付けですが、ハンダゴテは60Wで450℃程度の温度が明記されているものがいいです。半田がダンゴ状ではなく、成層火山のようにたらーっと溶けてくれるので、半田付け箇所が不要にかさばりません。

小手先も交換できてピンセット付きでも2000円以下でストレスフリーです。

一例で私が購入したのはこれですが、他にもいろんなのがあります。

このオマケの吸い取り器が慣れると意外と使えます。おまけがいずれも結構便利です。

 

ヤニもペーストではなく、液状で筆で塗るタイプが使いやすいです。現在価格331円で結構使えます。

ただ、ハンダ付け箇所以外や指にでも塗ってしまうと、いつまでもベタベタ、これがなかなか拭き取りにくいベトベトです。ほんのちょっとつけるようにするといいです。

あと、作業していくうちに、半田ゴテの小手先に黒い小片が付くようになるのもこいつのせいかと思います。

それらをもってしても、この筆付きは実に使いやすいです。

というわけで、室内灯、前照灯、後尾灯がついたら手順を含めてまたご紹介いたします。

KATOの旧式室内灯(11-201)用集電板の通電の不安定対策

昨日モハ456T車で設置した室内灯、台車交換で一旦はうまくついたわけですが、その後何度か転がしてるうちに全く点灯しなくなりました。

考えられる接触不安定箇所は1箇所しかありません。

ここです↓。

KATO旧式室内灯(11-201)用の自作電極
(この写真は前所有者の自作品ですがよくできています。
KATO製品とは若干形状は異なります。)

この当時のKATOのオプションパーツとしての室内灯は11-201という品番で、幌裏側の壁面とバネ電極の間に室内灯からの電極を挟み込む形式です。

当ブログの過去記事でスハフ42の古い方がこれと同じ形式だったので旧スハフ42形式とでもしますか。

壁面とは反対側は開放面となっているので、電極が振動で動きやすく、通電不良になりがちです。

と、いうわけでさらに床板までばらして電極をみてみます。

KATO車両の旧式室内灯用の床下集電板の電極形状
KATO製品とは若干形状は異なるものの、
基本的に通電の形式は同じです。

恐らく、既製品を採寸して自作で作り直したものと思われ、よくできているのですが、残念ながら簡単にくにゃりと変形します。

こちらはKATOのオリジナルです。

KATOの床板集電板11-201(室内灯用)
片側に上向きの電極があります。
前照灯・尾灯用はこの左側のやつが4個です。

KATO 11-201に付属の床下集電板
これは室内灯用で、前照灯・尾灯用はこの左側のやつが4個です。
実際に測ってみると銅板の厚さは0.1mmでした。

KATO 11-201に付属の床下集電板
上向きの銅板電極は下から5mm程度で
「く」の字に外側に曲がって壁面を押す構造です。

この電極と車体壁面の間にテープLED側からの銅板電極を挟み込み、床板集電板側のバネで固定しているものですが、この自作品および純正品も厚さが0.1mmとかなり薄いため、また変形しやすいため、さらに室内灯へ接続する側の電極側は壁面と反対側が押さえるものがなく、開放面となっているため、変形・移動しやすく、繰り返し走行や振動で接続不良に至ったと思われます。

この方式はヨドバシでは2003年ころから販売が開始、2010年に廃止されて11-204という、ほぼ現在と同じ集電方式のものに取って代わられています(販売年代はYODOBASHIのページより、KATOではもっと早くから販売されていた可能性もあり)。あえてより導通の不安定なこの古い集電方式は採用しないほうがよいと思われます。

ならばこの接触形式をやめて、床下で座席板と床板の間で挟んであげれば、少なくとも開放面はないので、まだいくらか安定した通電が得られそうです。

というわけで、このL字型の集電板ではなく、反対側についている床下集電板と同じものをこちら側にも設置して、床下にテープLED側からの電極を挿入してあげればよさげです。

これですね。これと同じものを4個作ってみようと思います。

電極がない側の床下集電板
前所有者制作、これと同じものを作ってみます。

使う銅板の厚さは同じ、0.1mmのものを使います。というか、このサイズでは厚さ0.2mmでの作業は殆ど不可能です。

で、電極の採寸。

長さ、幅の採寸
ふむふむ。

こうやって採寸したものをCADではなく、花子で簡易に作成。

KATOの旧式床下集電板の代用品

その後の試行錯誤で、幅3mmの部分はどうしても切断幅に誤差が出やすく、わずかでも3mmを超えると床板にはめ込めないことがわかりました。切る時に気持ち3mmの棒を細めに切るとよいです。

一度に2つ切り出すとして、長さ4cm✕幅1cmの銅板で1台車分作れます。

KATO製品とは若干形状は異なりますが、太い方の電極は重りと接触させるだけなのでこの形状で多分大丈夫と思います。こちらの方が量的にも作業的にも効率よく作成できます。

 

いつもの5cm幅✕1mロールのものから切り出すとして、まずはあとで切り込むラインの線を軽く入れておきます。切り出してからでは至難の業となるので、この段階で入れておきます。左右両端5mmの縦線と上から3mm、4mm、6mm、7mmの4個所に横線を入れておいて、上から1cmのところを切り出します。いつものかけないボールペンでコキコキ。

いつもの5cm幅銅板を使います。
切り出す前に筋を入れておきます。

この写真の例では、途中の筋がちょっと力が入りすぎと思われますが、写真でよく見えるようにあえて深めにしました。なんちゃって。

途中の筋は飛ばして、上から1cmのところで切断します。

上から1cmのところで切り出した銅板
切り出す前にあらかじめ、
左右両端から5mmの縦線と、
切り出す線の筋を入れています。くどい。

4cmあればよいので、両端から5mmずつ切り落とします。次に筋に沿って、上の図面を眺めながら途中までの線を見極めつつ切り込みを入れていきます。

ちなみにハサミはDAISOで売ってる一番小さいやつです。思ったより使いやすいです。

切り込みを入れていきます。

うまくできるかな~と思いつつも順調、順調。

切り出しました。

1mm幅の切り落とし箇所をうまく抜ければあとは楽勝です。

つながっている真ん中の幅2mmの棒の中心でバサっと切り離して分離します。

切り出し完了

なんとか、うまく切り出せました。まだ全長40mmのままの段階です。

ちょっと長い。ここは32mmで切り落とす予定でしたが、まあいいや、このまま4cmで使います。なんかに引っかかりそうだったら適宜切り落とすとします。

で、床板に設置してみます。

床板に集電板を設置(右が今回作ったもの)
ちょっと長いですが良しとします。
重りおよび台車集電板突起部との接触部分に
バネが効くように先端を軽く上向き・下向きに折り曲げておきます。

おー。

同じものが並んでいるように見えます。グッド、グッド。

とくに長すぎて差し支えもなさそうなのでこのまま4cmでいきます。

重りを乗っけてみます。

重り設置
なにかが美しい。
うまくいきそうな予感。

グッド、グッド。重りを介した両側の銅板電極間の導通を確認してOKだったので、今回は銅箔テープは貼らないで置こうと思います。重りもまだまだきれいだし。

 

KATO 11-201付属の集電板の代用品

ちなみに、KATOの11-201と同じ機能の電極を作成したい場合には、両端5mmを切り落とすのではなく、全体を左端に寄せて、余った1cmで上に曲げる電極板を作成します。この場合、1cm分の銅板からは電極ありとなしの1本ずつ作成されるので、2セット作成することで、1両分が完成します。

KATO 11-201電極代用品
これを2セット分作成して1車両分です。

前述のとおり、厚さ0.1mm銅板でこの集電板を作成しても、弾性が弱く、接触導通がいまいちなので、あえて既に廃止された改善前のこの方法で作成する必然性は全くなく、上の方法で通電させるのが大吉です。

 

室内灯作成

では室内灯側です。

リード線を付けているのでこちらは昨日作成したままです。特に変更はありません。

テープLED側電極
昨日作ったまま変更はありません。
リード線がΦ0.5mm✕2cm、電極は2mm✕1cmを2本、
テープLEDは高密度電球色を10cm、ブリッジダイオードはDB107

この電極を車体の床の細い穴に挿入してみます。座席板も車体についています。

電極を車体に組み込み状況
グッド、グッドです。

電極床板挿入状況(下側から)
電極にはわずかにハンダを山なりに
盛っておくといいのですが、さじ加減が重要です。
盛りすぎると大変、うまく固定できなくなります。

ちゃんと通過しました。

あとは車体を床板にカパっとはめるだけですが、はめた後に座席を強めに下向きにカチッと音がするまで押してあげないと床板と車体が固定されません。

あ、これはこの車体、モハ456-13の場合です。

複数回、カチっの音を聞いてこれ以上押せないと判断したら終了。

あとは点灯試験のみ。

点灯試験オッケー。
昨日より安定している気がします。

別にオリジナルの集電板を設置したままでもLED側からの電極を床下にうまく挿入できれば、新たに集電板を作成する必要はありません。作成した集電板に直接リード線をハンダ付けする案が一番良さげです。また、オリジナルのL字の曲がり角より上側部分を切り落としても構いません。いろいろ方法はあると思いますが、要は床下で接触させる案です。

オリジナルの11-201に付属の電極はL字の上向き側の長さが、この前所有者の自作品よりかなり短いので、接触不良は今回の例よりは起きにくい気がしますが、片側が開放端なのは同じなのでやはり通電不良は起きやすいと思います。

旧車体で旧室内灯対応車に新たに追加する場合には、今回の床下通電方式の方が通電不良が起きにくいと思われます。

今回の床下集電板は台車集電板よりははるかに意外と簡単に作成できますので、従来型の接触式ではなく、いっそ作成した集電板に直にリード線をハンダ付けするのが確実です。

現在、このような旧式室内灯はもとより、オリジナルの前照灯・尾灯セットをゲットするのも至難の業です。

KATOの新方式室内灯(11-211)の電極は、狭い箇所で両端固定で2枚の電極を挟み込む形式なので、旧式ほどには通電不良はないと思います。が、それ専用のスペースがない旧型車両には組み込めません。不可能ではないですが、かなりの加工の必要があると思います。

KATOの旧式室内灯対応車で点灯不良があった場合もしくはこれから室内灯を追加する場合には是非ともお試しあれ。

 

 

モハ456 T車(?)

KATOのモハ456T車です。品番はわかりかねます。

モハ456-13 (KATO品番不明)

パンタグラフもしっかりしています。これも良品でしたねえ。素晴らしいです。

 

ご尊顔パンタグラフ

ご尊顔反対側
電極らしきものが見えます。

裏側
特に番号はありません。

では、早速、室内灯に対応すべく、バラしてみますか。

一応、あちこちこねくり回しても簡単には開きません。

ではいつものように幌穴から天井剥がし。

幌側窓からピンセット挿入、上に向かって・・・

この方法では全く抵抗なく開きました。あ、これは何度かバラしとるな。

おっと、剥がしてみると自作室内灯が噛んでいました。

自作室内灯ですとな。

室内灯のマスキングテープを剥がしてみます。
それより床板集電板が曲がっているのが気になります。
室内灯は生きていますが、高密度に交換します。

通常密度(3灯/5cm)の白色10cmものでした。ブリッジダイオードはMB10Mのようです。

かなり手慣れた細工です。

高密度の電球色を使いたかったので、取り替えます。

それより床板集電板の曲がりが気になります。一旦バラしてみましょう。

床板集電板

おおっとー。

これは自作集電板。しかもかなり古いKATO初期のタイプ。

比較的最近対応したスハフ42の番号消えてた古い方がこの床板電極のけいしきでした。

この自作品は厚さ0.1mm、製品版は0.15mm程度の厚みがあります。この違いは結構効いてきます。

これはきっと接触不良多発でしょう。

重りを外してみます。

重り外したところ
んー、安倍晴明か。

おー、ヒトガタというか、式神というか、きれいに作ってありますが、肝心の電極のところがくにゃっています。

せっかくの手作り電極なのでそのまま使わしていただくとして、電極の曲がりを修正、少しバネがきくようにして、次は室内灯作り。

テープLEDは高密度(3灯/2.5cm)の電球色10cmにして、被膜を剥がしたもの。

というのも、天井が低く、そのままではテープLEDの防水被覆が支えて屋根が取り付けられないからです。キハユニかなんかでもありましたねえ。あっちは1箇所だったけど、こっちは2個所なので、全面剥がしました。

自作室内灯こちらで作り直したもの

ブリッジダイオードにはMB10Mより足の幅の広いDB107を使いました。ブリッジダイオード選びは結構きいてきます。足をほんの少し広げてあげれば銅板を斜めに構える必要はありません。斜めだと根元付近で他極に接触する可能性があります。

リード線はΦ0.5mmを長さ2cmで使用。リード線の介在によってテープLEDの位置がフレキシブルに選べます。

で、組み込む前の点灯試験の段階で全く点灯せず

あー、前の持ち主、これで嫌気がさしたかも。で、原因箇所を探ります。

まずは車輪かなと思い、テスタであたっても全く問題なし。この車両に合わないほどきれいな車輪です。比較的最近、交換したと思われます。

次は線路に台車だけを外して乗っけてテスタで集電板の突起と線路の導通確認、なんと。線路から台車集電板まで電気が通っていません。

あれ?散々悩んだ挙げ句、台車集電板の接点部の黒焦げということが判明。ほとんど全部。これはポイントレールをよく使うケースで発生しがちですね。瞬間的なショートによるものかも。

経年により劣化した台車集電板
これじゃなかったかも。
もともとの手持ちと混ざって
どれだかわかんなくなっちゃった。

台車集電板の車輪の軸受接点部付近をコキコキするも全く導通せず。

接点復活剤もまったく効かず、集電板の交換で済んだのでしょうが、カプラーも替えたかったので台車ごと交換にしました。たまたまDT62の新品を持ってたのでこれを使います。よかったー、あって。

台車交換であっさり点灯~~~~

台車集電板が接触不良だった初めてのケースでした。こういうこともあるんですねえ。

改良台車集電板の手もありましたが、めんどくさいのと、カプラーの問題から台車交換。

あえてカッチョエエカプラーをアーノルドカプラーに戻す人もそうそういないとは思いますが、孫たちが連結したがるほとんどの車両がアーノルドカプラーなもので、美観を犠牲にしましたわけです。

とりあえずとっといて、高校生ぐらいになったら自分でとっかえてください。まだ生きてるとは思いますが。目も手も怪しいので自分でお願いしますと。

不点灯の原因解明に結構時間のかかった車両でした。

 

 

 

 

モハ152M車(KATO 416)

またごっつい古い中古車をポチってしまいました。800円。驚きの値段。

モハ152M(KATO 416)
窓の白い枠が丁寧です。

中古ですが、塗装カスレも傷もなくパンタグラフも問題なしのかなりの良品でした。

ご尊顔(パンタグラフ側)

渋いです。これは東海道線でしょうか。記憶にある色合いです。

ご尊顔(反対側)
動力ユニットのダイキャストが見えます。

渋いです。とにかく渋いです。

裏側
特に番号はありません。

 

斜め上から

かなり見覚えのあるカラーです。

さて、それでは、室内灯が有効かどうか不明ですが、とりあえず開いてみます。

分離しました。

あちこちいじってたら突然パカっと車体が外れました。爪が折れているわけではないのですが、予想外に簡単に外れました。屋根は特に外していません。

動力ユニット
銅板は左右3箇所ずつに見えますが、
左右それぞれで、1本ものです。つながっています。

床板銅板は左右で2本、ダイキャストは右側が下の電極と導通、左側は上の電極と導通していました。

車体壁面と屋根側
どこも破損はありません。

さて、室内灯の電極をどこに貼り付けますかね。

まずはその前にブリッジダイオードにリード線Φ0.5mm✕4cmをはんだ付け。

ブリッジダイオードにリード線をはんだ付け

真っ先に思いついたのは銅箔テープで車体側電極に貼り付け。というわけで、

ブリッジダイオードの反対側の足に極性に気をつけてテープLEDをはんだ付け、リード線の反対側に銅箔テープをはんだ付け。

リード線に銅箔テープをはんだ付け

おしっ!と思ったらこれが車体側の銅板に全くくっつきません。

というわけで、急遽幅2mmの銅板2cmに切り替え。さて、どこに貼り付けるかな。

どこならつくのか?
車体側電極は1本ものなので、どこでも一緒です。

結局一番付きのよかったのがセロテープでした。これあんまり使いたくないんですよね。経年でめっちゃ汚くなるから、と思いつつ、とりあえずこれで済ます。

銅板を適当にはりつけ

あ、ダイキャストに貼り付けた銅板はちゃんと反対側の電極に貼り直しました。

とくに理由はありませんが。

ブリッジダイオードの足がダイキャストに接触しないようにマスキング。

使ったテープLEDは高密度電球色の12.5cm、長さギリギリです。

点灯試験。

点灯試験

無事点灯です。
動力車なので車止めで固定しています。
すごい元気の良い動きです。
好きだわー、このジャリジャリ音。

バラしやすい車体だったので、結構楽にいきました。

セロテープだけが唯一の心残りです。

セロテープとは。。。。

 

後日、3Mのスコッチテープに張替えました。めでたし、めでたし。

スコッチテープ

 

極細リード線用コネクタ

昨日の今日ですが、非常に面白い工作部品を見つけたのでご紹介します。

抜き差しの可能な極細リード線用の極細コネクタを探してたところ、以下のようなものをみつけました。

「2.54mm デュポンジャンパ線ケーブルハウジング ピンコネクタターミナル」

で、実際に試してみたところ、予想外の満足感が得られたのでご紹介いたします。

一般的な正式名称は上でよいのかどうか、ちょっと不明ですが、Amazonでは上のように紹介されています。デュポンが固有名詞なのかが不明。

カバーも一緒にご紹介です。1本用から数本用まで、様々なカバーがあります。とりあえず1本用と2本用の両方をポチしてみました。

このカバーで使えるリード線は外径でΦ1.5mm程度が限界ですが、細い方はΦ0.5mmでもいけます。

カバーなしであればΦ2.5mm程度まで使えそうです。この場合には適度なサイズの熱収縮チューブで絶縁保護すると良さそうです。

2.54mmデュポンジャンパ線ケーブルハウジング ピンコネクタターミナル
コネクタオスメスとカバー2種
手前の銀色がコネクタのメスとオス
その奥は1ピン毎のカバー、
一番奥は2ピンまとめてカバー
カバーはオスメス共用です。

オスコネクターピンが約2cm、メスコネクターピンは約1cmです。合体させるとコネクタ同士では2cm強ですが、カバーをつけると全長は約3cmとなります。

コネクタピンにはリード線を抑える腕がオスメスどちらも2個所あって、根本の方でリード線の外装ごと押さえつけ、より内側の抑えでは、被覆を剥がしたリード線の導線と通電させるように押さえつけます。結構技術を要します。

オスメス間には引っ掛かりはないので、理論的には引っ張ると抜けてしまいますが、摩擦が大きく、そんなに簡単には抜けません。最初は挿入にものすごい力がいります。

とにかくかさばりません。Nゲージの車体にも組み込めそうです。いろいろ使い道がありそうです。

オスもメスもカバー装着前であれば、通常のKATO車の床板のビス穴を簡単に抜けられます。改良版床板集電板等に使えそうです。ハンダ付けすれば済む話ですが、これであれば屋根に照明を貼り付けたまま車体の完全分離も可能です。また、再利用が可能となります。いいねえ。

 

KATO車床板のビス穴と比較
カバー装着前であれば簡単に通り抜けます。
カバー付けると通りません。

さっそく、自作極性変換スイッチのオス側を付け替えてみました。メス側はRFコントローラーからくるのでそのままです。この大きさの違い!。

極性変換スイッチのオス側を付け替えてみた
このサイズの違いはすごいっ!
しかも。。。。

カバーには1本用と2本まとめて用の2種類があり、2本まとめての方はなんと、TomixのDCフィーダーにピッタリ合います。これが一番言いたかったことです。。

TomixのDCフィーダー(メス)と合体
2本用はサイズはピッタリですが、
相方のメスよりは若干抜けやすいです。
でもオススメできる程度の摩擦力はあります。

こちらはオリジナルのメスよりも穴が広いので、若干抜けやすいですが、それでも簡単には抜けません。それよりももとの2.5mmジャックと比べると省スペース効果絶大です。

うちは車体はKATO、線路はTomixなので、KATOのフィーダはどうかちょっとわかりませんが、どうでしょうか。

もっと早く気がつけばよかったです。

ただし、最初はコネクタへのリード線の装着にはかなりの熟練を要します。専用の工具を使っても線とコネクタを両方固定したまま工具を操作するので、かなり難しい作業です。

むしろ慣れてくれば普通のラジオペンチを使うと実に簡単です。

ハンダ付けするとコネクタの袖が曲がらなくなるので、よっぽど腕に自信がない限りはハンダは使わない方が無難です。が、Φ0.5mm程度の極細リード線の場合には極少量のハンダがほしいところです。というか、あったほうが無難です。

これとΦ0.6~1mm程度の熱収縮チューブがあれば、極細のリード線でもオッケー。

既にご存知の方も多いかと思いますが、ちょっと久々の目からウロコだったのでご紹介しました。

 

・国内発送のオスメスセットもの。

オスメス揃って100セット国内最速配送では700円弱ですが、海外からの配送ではオスメス別でそれぞれ300円未満であるようです。そんなに長くはかかりません。だいたい1週間以内程度です。

・オスのみ100個。

・メスのみ200個。

カバーの方は上のどれかのリンクを開くと下に関連商品として、多種多様、多数紹介されています。

以上、目からウロコシリーズ最新情報でした。