tomopinのブログ

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モハ153(KATO 417)に室内灯

まだクハ153はバラしたまんまですが、先にモハ153を入手しましたので、こちらに室内灯を取り付けたいと思います。

クハ153 (KATO 415)と2台まとめて1880円だったので衝動ポチしてしまいました。これで先頭車と後尾車はなんとか揃いました。うれぴー。

クハ153は重複しますが、後尾車が必要なのでこれでいいのです。

クハ153(KATO 415)とモハ153 (KATO 417)
手前が先日のと同じクハ153(2台め)、
奥が今回室内灯を追加するモハ153です。

で、本日室内灯を追加するのはこちらです。モハ153 (KATO 417)です。

モハ153 (KATO 417)
何か、懐かしいわ~。

窓配置やドアの位置、外見は先日のクハ153と全く同じです。パンタグラフはありません。

どちら側が前かはわかりませんが、ご尊顔です。右はクハ153です。

ご尊顔
右はクハ153

反対側ご尊顔。

反対側のご尊顔
左はクハ153です。
通路横に窓があり、ちゃんとガラス板がはめ込まれています。

モハ153裏側
「No.417」の刻印があります。

この車両を含む153シリーズは室内灯追加対応となっているようです。

では、早速開いてみましょう。

幌側の穴からピンセットを突っ込んで、屋根を持ち上げます。未開封らしく、結構抵抗はありましたが、無事に開きました。

屋根外し
確かに座席シートは青かった記憶がありますが、
床は青くなかったよな~~。

 

ではガラス板を外します。これも結構抵抗はありましたが、片側の端付近を持ち上げると割とすんなり持ち上がってくれました。一つ外れると反対側も抵抗なく外れます。

分解
一番下の青い座席板の左端に
細い電極穴が左右で2個所空いています。
旧スハフ42形式です。

窓が外れると抵抗がなくなると思ったのですが、裏側黒い床板の4個所の穴に見えていた青い座席板の爪をずらして押し込むことでようやくばらせました。

室内灯対応車ですが、集電板の類は一切ありません。

見たところ、座席板の電極挿入用の穴からして、追加する電極の形式は昨日と同じ旧スハフ42型の形式のようです。

ではまずは床板に設置する集電板を作成します。

厚さ0.1mmの銅板から下図の黄色い部分を切り出します。

旧式床下集電板の代用品


5cm✕1mのロール銅板から1cmずつ切り出して使いますが、切り出す前に、左右5mmの縦線、上から3mm, 4mm, 6mm, 7mmの切り込み用の薄い筋を入れてから1cm幅で切り出します。2台車4個分作りたいので2枚切り出します。詳細は昨日の記事参照。

使うのは上図のように40mmなので、まずは、

左右両端5mmを薄く付けた筋に従って切り落とします。

両端5mmを切り落とし
切れ端5mm✕1cmの銅板はあとで電極として使います。

 

次に上図の黄色い部分が残るように切り込みを入れていきます。32mmは後で切り落とすとして、端から真っすぐ、最後の手前3mm残して2本ずつ、反対側も含めて4本切り込むだけです。結構簡単です。

3mm幅の棒のところは、わずかに3mmより細めにすると入りやすいです。ジャストで切ると、3mmのつもりでもわずかの差で入りが悪いことがあります。狭い分には余裕です。

真ん中の2mm幅の部分を真ん中で切って切断すると、1枚の銅板から2コ、2枚で4個の集電板ができます。

切り込み切り込み

真ん中の1mm(上から2.5mmで切っていれば1.5mm)幅の細長い部分を根元から切り落としてガラス板等でならします。半端も含めてならしてならべると下図のようになります。

自作床板集電板
右上の5mm幅✕1cmの銅板は2枚だけ電極に使います。
幅1mmの細いやつは使うかどうかわかりません。
右下はKATOのオリジナル床板集電板です。

黒い床板に配置してみます。重りもきれいなので、銅箔テープで橋渡しはせず、そのまま乗っけちゃいます。

代用床板集電板を床板に設置
いい感じです。
ビス穴を銅板が完全に塞ぐ格好ですが、
ビス頭は床板上面までは到達しないので、
全く問題はありません。

 

室内灯作成

そしたらば、次は照明器具です。

いつものようにMB10Mの極性のない方の足に4cmリード線をハンダ付け、その先に先程余った両端の5mm✕1cmの銅板を電極とすべく、ハンダ付けします。

室内灯の作成
MB10M(極性のない方)にリード線とその先に電極用銅板をハンダ付け
MB10Mは銀の線のある方が極性のある側です。
この写真では向かって左側が「+」、右側が「-」です。

MB10MにテープLEDをハンダ付けします。使うテープLEDは高密度(3灯/2.5cm)の電球色12.5cmです。ブリッジダイオードの極性とテープLEDの極性をあわせて接続します。

MB10M電極のある方の足にテープLEDをハンダ付け
(極性確認)

できたテープLED側からの電極を座席板の左右の「-」穴を通します。一応、左右一個ずつです。ちょうど良いサイズで通ります。

電極、無事座席板を通過

次は左側に控えている本体の床板「-」穴を通します。左右一個ずつです。

電極、無事車両車体も通過(下から見た図)

電極車体も通過(上から見た図)

 

この段階で、座席板を床板にカッチリとはめ込みます。

次に、テープLEDの電極を黒い床板の電極に接続します。どちらでも構いませんが、線が交差しない方がよいと思われます。

電極同士をテープどめ
ついでにおもりもテープどめ。
使ったテープは3Mのスコッチメンディングテープ

リード線が4cmもあれば余裕で作業ができます。逆に3cmだとちょっと厳しいです。

中間車の場合、前後がわかりにくいので、床板の集電板のどちら側に設置するかは、ネットで写真などをよくみて、床下構造と窓配置、屋根上構造物の配置などを総合的に睨みながら決定します。結構悩みます。気にしなければどちらでもいいのですが。

スコッチテープで電極同士をうまく接続したら、本体を黒い床板にはめあわせて、カチっというまで押し込みます。

余分な長さのリード線はまとめて床下の抑えにしてもいいし、床上まで戻しても構いません。後者の方がよさそうです。かなり戻さないと作業はし辛いです。

本体接続後、裏側

これを引っくり返して裏側を見るとなんか、素晴らしい。

 

これは自作台車集電板ではなく、余ってる台車についてる車輪とサビサビ台車集電板をヤスリがけしてもってくることにします。

ガラス板を取り付けます。片側の連結部幌横に窓があるので悩みません。

ガラス板取付け
向かって上側の左側幌横に窓があります。
ガラス板はここもカバーしているので
方向で悩む必要がありません。

もうここまでくればほとんど終わったようなもんです。あとは屋根裏にテープLEDを貼り付けて、屋根をはめて終了です。

この車両は12.5cmのテープLEDギリギリなので、ブリッジダイオードMB10Mの足はテープLEDの端から折り曲げ直します。

で、屋根をとりつける前に一度点灯試験、OKなら屋根をとりつけてまた点灯試験。

最終点灯試験、オッケー。
何をしても全くチラつきません。
この集電板、本家よりもかなりいいかも。
座席板が青なので、電球色のハズなのにかなり白っぽいです。

屋根取付前のテストで点灯しても、何故か屋根を取り付けた途端に点灯しなくなるケースがあります。こういう場合はどこかが接触不安定な可能性があります。走行中のチラつきや消灯必至です。考えうる接点箇所の接続性を確認しましょう。確認すべき箇所は思ったよりわずかです。

 

現在、全部でこの153系シリーズが4車両となりました。

通勤時代を思い出してちょっとノスタルジック。先頭車、後尾車も早く終わらせたいと思います。

あと手元には先日バラされたままのクハ153と本日届いたクハ153の2車両が未作業で残っています。

どちらも前照灯、後尾灯が追加可能なので、現在、前照灯・後尾灯の設置方法を考えているところです。

近日中にまたご紹介いたします。