tomopinのブログ

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KATOの601キハ20Mに室内灯!

またまた中古でKATOの旧型キハ20(601)を購入してみました。2000円そこそこだったのにジョリジョリジョリとよく走ってくれます。

KATO (601)キハ20の横顔

前から見るとこんなん。あ、幌は外してるうちにぶち折れてしまいました。接着されていたらしい。なんと。とほほほ。

KATO (601)キハ20のご尊顔

寂しい。てわけで、また、室内灯を思いついてしまいました。あくまで車体を削ったりしないことが前提条件といいつつ、ホロをぶち折ってしまいましたが。

ホロをアマゾンで調べてみるとめっちゃ高い、現在6000円ぐらいします。あとで接着剤で貼り付けるとします。

 

そういうわけで前照灯とその反対側は光を通す穴がないので今回は割愛です。

ホロを外すと次は天井からばらします。あらら、全部ばらけちゃった。

第一段階のばらし

なんか、やばそう。ひじょーにやばそう。後悔し始める。。。。

車体のプラスチックにTOMIX横浜市営地下鉄と似たような矛盾した感覚・・・。

第二段階のばらし
(一番下、モーターおよび前輪と後輪を導通させる真鍮線が入っています。)

(ねずみ色のダイキャスト全体(中央がモーターです)が一つの極になってモーターにつながっており、黒い床下の下部に見える細い真鍮線がその逆の極となって組み合わせたときにはじめてモーターから出ている細い電極に接触するように設計されています。この真鍮線があとあと接触不良を起こして大変でした。何度も試行錯誤のあと、結局両面導電性銅箔テープを使いました。銅箔テープここでも大活躍)

幅3mmであればこちらの方がおススメ。値段はあまり変わりません。

 

 

超極細リード線は、Φ0.4mm×2m×2色がありますが、作業はしづらいし、切れやすいのでΦ0.65mmをおススメします。Amazonでは現在は見つかりませんでしたが。

それでもあの存在感が気になるなら0.4mmはこちら。赤と黒ですが、これ、2色で使った方が間違えにくくて大吉です。

 

 

まずはお定まりの足元の電極確認というわけで、台車のばらし。なんとかいけそうです。

この金属板にリード線方式でテープLEDをつなげるとします。

台車の電極

そのまま台車の電極にリード線を半田付けするのは気が引けるので、市営地下鉄の時につかった両面導電性銅箔テープに、これもそのとき使用したΦ0.4mmリード線を半田付けしてこのテープを電極に貼ることとします。時間との勝負です。短期決戦。

 

両面導通の銅箔テープに極細リード線を半田付け(右はダメ、盛り過ぎ)

 

短時間であれば意外とうまくついてくれます。だめなら下にもう一枚貼ればおっけー。で、台車の電極中央部付近に張り付け。ところが。。。

台車の組み立て(といっても押さえてないとばらけてきます)

リード線の長さは写真のものは4cmですが、こういう車種の場合、5~7cmあった方が作業はしやすいと思います。

次、ここが重要ポイントですが、半田が多いと本体にとりつけたときに引っ掛かって台車が首を振れなくなるので、極少量にとどめるよう注意します。結構難しい。付けては吸い取り、付けては吸い取り。

うまく薄くついたらようやく本体に取り付け。

車体側には台車がくっつく場所付近に細い穴があるので、ここを通してリード線を本体内側まで持ってきます。

台車を本体に取り付け中

<結構重要な注意事項>

少々手こずった箇所について、少しご説明したいと思います。

下の写真にある本体床の台車とつなぐネジ穴ですが、例の真鍮線が来る側の縦4穴(写真では上側)には絶縁用のパッキンが入っています。

台車と本体を繋ぐネジ穴
(左右4穴ずつ、片側絶縁パッキン入り、写真では上側)

これに気づかず、あるいはこれを外したりパッキンを入れるべき穴を1個でも左右間違えると確実にショートするので要注意です。

最初通電しないので気が付きました。今回は戻したら大丈夫だったようですが、ショートさせるとどこに悪影響が来るかわからないので、十分注意が必要な項目であります。ちなみにこの時に真鍮線のモーターの端子との接触部が黒く焦げたらしく、しばらくは通電不良に悩まされました。

真鍮線を外してやすり掛けして回復しました。不安なので銅箔テープで通電補強しときました。端子の接触部と車輪は黒焦げしやすい箇所でもあります。メンテ時にはこの辺を重点的に行うとよいと思います。

 

リード線は細いので余裕で通ります。あとはテープLEDへの接続です。

全体こんな感じ

安定してはんだ付けするために、本体とテープLEDの高さを揃えて固定します。

よっこらしょっと

結構大変。うまく半田付けができたらテープLEDの裏紙を外して天井に直接貼り付けて、本体組みたて、プラ板は使いません。

で、導通試験。あらら。

無事点灯!

おし。オッケー。なかなかノスタルジックです。

横浜市営地下鉄のときのような妙なテンションはかかっていないようで安心しました。

しかし、無事に室内灯はつきましたが、モーター上部のおもりが邪魔してこんな感じです。おもり移動できないかしら。

この時代の作品は接着が多用されていてあちこちで一苦労でした。おもりも2~3層ぐらいの鉛板?ががっちりくっついてて全然外れません。もういじんない。

それにしても前が暗いな。車体の長さを測ったら内側で12.5cmありました。高密度で12.5cmものを使えばよかったかな。2.5cmだけでも付け足すかな。いや、しばらくはこのままようすをみることにします。

高密度テープLEDには1.25cm(3灯/1.25cm)で切れるものもあるようですが、白色ばかりで電球色は2.5cmものもなかなかないようです。

今回使用したのはこれ。

ちなみに3灯/2.5cmの高密度はこれ↓。電球色も見つけました。

白色の他、いくつか色があるようです。値段もお手頃。早速買ってみよう。

 

その倍の高密度はこれ↓。3灯/1.25cm。現在は60cmものしか見つかりませんでした。

ちなみに、このシリーズの動力車でないやつ(T車)は、台車からして電極はなく、トミーテック横浜市営地下鉄モードの改造(動力車でない方)が必要となりそうです。幸い所有していませんが。そっかー、KATOも古いやつはトミックスと同じか。

 

ありゃ。一個忘れてた。

前面ガラス入れ忘れたっ!

ガラス入れ忘れはさておき、電球色の高密度がゲットできたので、12.5cmで貼りなおしたものです。

高密度(3灯/2.5cm)の電球色に張り替え後

おおおっ!さすが高密度!ええわあ~。

かなり先端と後端まで光が届くようになりましたが、依然、真ん中の重りはいかんともしようがありません。

この高密度テープ、端子に半田のノリが悪く、防水シリコンを外した後、半田が弾かれて大変でした。よく見ると防水被膜が残っているようです。

カッターでコキコキすると確かに薄い被膜のような樹脂がはがれてきました。そのうえでようやく無事に半田がノリました。高密度でも白色ではこんな経験は一度もありませんでした。使用した白色のものとは違う会社と思うのですが、実に使いづらいかも。知っておけばどってことありませんが。まあ、貴重な高密度電球色なのでよしとします。

キハ20、実に渋いっす。後ろにつなげるT車も欲しくなってきちゃった。