想定外に早く届いてしまいましたので、簡単に使ってみてのレポートしたいと思います。本体とリモコンのみ。説明書は一切ありません。これもまたポチ後に60円ぐらい値上りしてます。購入時1387円、届いた時1441円。中国からなのでほとんど送料みたいな感じですが。なんと、10/5現在、1602円。売り始めで値段をつけあぐねているようです。うわー、なんかなー。
だいたい頼んでから4日の到着です。中国からの商品にしてはかなり速い方です。
さて、このLED用RFコントローラーのBluetooth版、鉄道模型にはあまりおすすめできません。
①うっかり極性転換スイッチ込の(自作)パワーコントローラーの後ろに繋いで、極性変換スイッチに触ってしまったところ、12V0.4Aの電源で、むちっと音がしてその後全く動かなくなりました。極性スイッチなしのPWMのみなら大丈夫です(適正極性厳守)。もちろん、機能が重複するのでなくても全然OKですが。
恐らく極性が逆のBrotherのP-Touch(ネームランドのBrother版)用のACアダプターなんかも繋ぐとこれは2Aもあるのでかなり危険な事態となると想定されます。
こちらでは、ちょっとした拍子に12V1.5Aを逆極性で繋いだところ、もあもあもあーと煙が立ち込めてあわてて接続を切りました。極性を逆に電圧をかけると非常に危険です。火事になりかねません。お試しされる場合には極性には十分注意してください。自作に限らず、極性転換スイッチのついたパワーコントローラーの後ろに繋いではいけません。手や肘が引っかかってスイッチが切り替わっても大変なことになります。
これは白や黒ではなかった事案です。白や黒では逆でもただ動かなかっただけですが、これを見ると負担はかかっていたものと思われます。注意喚起の意味でご報告させていただきます。
②依然、白と黒同様、動き出す前の出力で、「キー」音もしくはそれに類するノイズがモーターから発生しています。
一応これらの注意点を踏まえた上で、動力車の走行自体には特に問題がなかったのでご紹介いたします。走行時間は実際には3時間程度です。
実際に届いたものです。そういうわけで、これはすでに2台目です。
以下はRFコントローラーのプラグのオスメスに基づく極性厳重厳守を前提に使用レポートを進めていきます。ここでもう一度、進行方向を変えるための極性変換スイッチがRFコントローラーの前に来てはいけません。「極性変換スイッチは必ずRFコントローラーより後」に繋ぎます。
ここでは、RFコントローラーと白のところでご紹介した極性変換スイッチのみを接続する前提です。
以下、試用レポートです。
ACアダプターの出力プラグはRFコントローラーの入力側メスプラグに接続し、RFコントローラーの出力オスプラグを極性変換スイッチの入力メスプラグに繋ぎます。
どのパートも入り口がメスで出口がオスになっています。で、重要なのはRFコントローラーのプラグはどれも中心ピンが「+」で、周囲が「ー」です。ほぼ一般的な12V0.3A~1.5AクラスのACアダプターであればそのまま入ります。が、たまに逆のものもあるので、くれぐれも使用前に必ず要確認です。
入力側コネクタは5.5mm/2.1mmメスで、ACアダプタ直結モードが可能です。
白いRFコントローラーと全く同じリモコンが付属してきます。試してみたところ、やはり白いRFコントローラーと全く同じ動きをします。ただ、ボタンの反応が非常に悪く、25%から「ー」を押したりすると突然電源が落ちたり、急激に出力アップしたりします。隣近所が共連れしている感じ。その隣がケース・バイ・ケースな件。
Bluetoothなのでこちらのアナログは手抜きでいいということでしょうか。まあ、元々あった白い方のリモコンもそのまま使えます。ただし、複数あれば多分、一斉に反応すると思います。
では早速、本体に表示されているQRコードをスマホでスキャンして、アプリをインストールします。iPhoneでもAndroidでも同じQRコードですぐにインストールできます。
アプリの名称はiPhone, Androidともに「Trick Right」です。
RFコントローラーの配線を先に済ませて受信可能な状態にしてからアプリを開くといいと思います。
早速アプリを開いた最初の画面。
一番最初はすでにセッティングしてRFコントローラーに給電されていれば自動で接続した状態で立ち上がるはずですが、画面をいろいろいじっても何も反応しない場合には手動で接続します。ウチは2回めなので自動だったかもしれません。一番最初は下記の方法で設定したような気もします。で、その手動接続の手順です。
iPhoneやAndroidの「設定」の中の「Bluetooth」の項目には何も表示されませんので、このアプリの中から接続します。これ重要。まずはアプリを立ち上げましょう。
すると上の画面が出てきます。
ここで左上の「◎ー」が3段積み重なったマーク(接続設定)をクリックすると、「Trick Light」という項目名でBluetoothとの接続画面が出てきます。
アプリの立ち上げ前にセッティングが済んでいれば、最初は「鎖」が繋がった状態の個体名が出てきます。
この状態では他のデバイスからは全く検出されません。
違うデバイスで使いたい場合には、この画面を立ち上げて、何よりもまず、「鎖」のマークのあたりをタップして、「鎖」を外れた状態にします。
こちらで切ってあれば他のデバイスでもすぐに自動で接続するはずですが、万が一自動で接続しない場合には、また左上の「○ー」が3段積み重なったマーク(接続設定)をタップして、「My Device>」のところをクリックしてしばらくすると、「Trickー」で始まるデバイス名と切れた鎖マークが出てくるので、①この行をタップすると選択されたように背景が灰色に変わります。次が重要なのですが、②右端の切れた「鎖」もタップして繋げます。繋がったことを必ず確認します。
これでこのデバイス専用になり、他のデバイスでは検知できなくなります。上の「My Device」もクリックすると色が変わるのですが消えてても操作できるようです。
ちなみに、左端の電球マークはタッチすると交互に「On・Off」するようなので、③電球マークは必ず点灯しているマークにしておきます。これで接続完了です。鎖が繋がっている限りは、消灯マークにしても他のデバイスでは検知できません。
電球の消灯マークにしただけで「鎖」を外さずに、他のデバイスで「表示されない」としばらく悩んでしまいましたが、「他のデバイスに繋ぎ直す前には必ず「鎖」をタップして外してください」。上の写真では外れている状態です。
そうすると、今まで接続していたデバイスでは名前が表示されてますが、制御はできなくなります。これでまた他のデバイスでも検知ができるようになり、かつ「鎖」の接続ができるようになります。この「鎖」の意味がわかるまで数時間を要しました。説明書~~~~~。不親切。
あー、これこれ。この感じ。まさに理想的です。手持ちのスマホやタブレットの全て、2014年製のipad mini 3でも問題なくアプリがインストールできて接続もできました。最近このipad mini 3で使えない高級すぎるアプリが増えてきました。
あとはアプリ画面ですが、
1ページめは上のとおりで、出力の連続および特定の「%」切り替えができます。
最初は50%で立ち上がりました。以後は最後に設定した出力が記憶されます。
驚いたのは0%や1%も選択ます。動力車でも音が全く鳴りません。2%にすると僅かに聞こえ始めます。それでも白や黒のRFコントローラーよりもかなり音は小さい気がします。使用レポートはまた後ほど。
で次のページ、下の段の「Music」というところをタップすると、
2ページめです。なにこれ。なんか関係あんの?「ア・イ・シ・テ・ル」とか。大きなお世話じゃ。
あー、単なるミュージックプレイヤーモードですね。たぶん。
曲を選んでポチすると点滅が始まりますが、どの曲でも速めで同じテンポのようです。つまらんなあ。と説明書みるとMacとiPhoneでのみ、音楽との同期ができるようです。かなり手順が面倒そうです。もってないのでわかりませんが。
このページいるかなあ、邪魔だなあ。誤操作で来ると面倒くさそう。
では、3番めのページ、「Style」です。
これは他のRFコントローラーでもおなじみのクリスマスモードですが、あんまり使いませんね。なくても全然不自由しませんが、あると楽しい。鉄道模型だとどうだろ。
iphoneには一番下に「Auto」という項目があってそこで止まりますが、アンドロイドでは「Auto」はなく、選択肢がひたすら回転するので、一瞬、無限にあるのかと勘違いしてしまいました。基本は上に示す、4つのパターンです。
「Gradient」、黒いやつでいうと「FADE」、ゆっくり点灯、ゆっくり消灯。
「Breathing」、黒いやつでいうと「?」、該当するものなし。
「Strobe」、黒いやつでいうと「STROBE」、カメラのストロボパターン。
「Jump」、黒いやつでいうと「JUMP」、なんだっけ。速い点灯速い消灯だったかな。
目新しいのは「Breathing」でしょうか。確かにゆっくりした呼吸っぽく、速いスピードで最高照度になり、ゆっくりと消灯していくパターンです。いるかな、これ。あー、睡眠導入剤か。しかし点きっぱなしでは怖くて寝れませんねぇ。
これらはまあ、だいたい白いやつや黒いやつと概ね同じですね。で、次、
アプリ4ページ目の画面です。
なにこれ、タイムマシーンみたいな動き。お~ねがい~~
あまりに意味不明でもう説明不要かと思いましたが、一応解説すると、
マイクの周りの輪がどんどん外側に広がって、何か喋らないといけない気になりますが、何を喋るとよいのか全くわかりません。用途不明です。
音声コントロールでしょうか。それならそれで極めてかなり便利ですが、特に何も変わりません。んんん?何かキーワードがあるのでしょうか。「へそのゴマ!」みたいな。
なんか意味がありそうですが、よくわかりません。
あー、なんか、喋ると音に反応はしてるようですが、つまらんなあ。
最後のページはもっとわかりません。
アプリ5ページ目「Timing」です。
どうも起動タイマー設定らしい。ただ、ここから先へ進めません。
全くここから先へ進めません。接続済みにも関わらず、「↑デバイスを選択せよ」、と出てますが、選択肢が全く出ませんので解答できません。不親切~。
あー、できましたわ。↑方向にスライドさせると現在接続しているコントローラー名が出てくるので、それを選択すると、下のような画面になります。
よく見なれたタイマーの設定画面、どれかをタップすると、
現在時刻と、曜日指定、ONタイマーとOFFタイマーが個別に設定できるらしい。
しかし曜日指定とか、設定したの忘れて突然鉄道模型が動き出したらきっしょいわ~。朝だったらまだいいけど、夜中だったらもう悲惨。心臓止まるわ~~。
あくまで鉄道模型にはおすすめしないのですが。
なわけで、2、4、5ページはいりません。邪魔。どれもちょっとだけ魅力的。
で、使用感ですが、いいです。とてもいい。リモコンがあまりにも不快だったため、現在がどの状態なのか目に見えるのは大変助かります。ただ、「%」表示以外で目標値へのコントロールは大変難しいです。
本体は白いRFと概ね同じ動きをしますが、リモコンでの出力の増減レベルは11段階のようです。アプリでは100段階なのか、50段階なのか、かなり小刻みに制御が可能です、が、逆に一度で目標位置に持ってくのはかなり難しいです。
Bluetoothは理想どおりの動きです。極めて閉鎖的にBluetooth接続でアプリでコントロールする限りにおいては、バッティングは起こりようがありません。が、リモコン受信は生きており、途中で白いリモコンを操作すると、複数あれば一斉にそれに従うことになります。緊急時以外はリモコンには触らない、と。
極稀にですが、全く反応しないことがないわけではないようです。極めて稀です。
で、動力車を乗っけたときのノイズはというと、今までで一番小さいような気がします。少なくとも表示の「0-1%」では「全く」音は出ません。黒いのも最低段階では出ませんでした。
キハ20Mでは、アプリの表示で「2%」から音が鳴り出します。連続表示の際の段階は50刻みかもしれません。が、かなり細かい区切りになっています。また電圧と電流でも測ってみますかね、そのうち。
キハ20Mでモーターが動き出すのは15%位から、実際に走り出すのは25%を超えたあたりからです。この辺り(25%以上)になると、ほとんど聞こえ(感じ?)なくなります。したがって、動き出す前の「20~2%」ぐらいの範囲が最もノイジーな感じです。
おー、これは複数あると兄弟ゲンカせずに使えるかもです。ただし制御用デバイスも複数必要です。そっちで喧嘩するかもです。それはそれで。
よし、もいこポチるとしよう。価格上昇ペース速すぎ。おちつけっ!
ここでもっかい、基本、鉄道模型にはおすすめしません。自己責任です。
使い終わった後、常に「鎖」を外しておけば、次はどのデバイスからでも始められます。逆に、一つのデバイスに決めるなら、「鎖」を外さなければ次からはすぐに反応してくれます。
思ったよりいいわあ、これ。
スマホさえあればいちいち電池切れの心配がありません。ボタン電池、使用後の処遇が結構面倒なんですよね。小さい子どもとかいるとまた違った意味でも気を使います。
あとの課題は無線の極性変換スイッチか、これはまあ、無線制御は諦めるとしますか。ふるさとの田舎の単線路線を想定しつつ、手動で。
極性スイッチは繋ぐのであれば、必ずRFコントローラーより後ろ(線路側)に繋ぎます。前に繋ぐと悲惨な事態の可能性が50%の確率で発生します。
かなり小さくなったとはいえ、依然「みー」音は消えてはいないので、長期間の使用でモーターにどのような影響が出るかはまだ不明です。お試しされたい方はくれぐれも自己責任でお願いします。極性だけは間違えないように再確認です。
ただ、私はこれでもう少し鉄道模型への適用可能性を模索したいと思います。
一応、楕円形のループでキハ20からEF65 1000,蒸気機関車C11,C57, C62, D51と、動力車をひと通り試してみましたが、小さいノイズは依然聞こえてきますが、走行に問題はなさそうです。ただ、あくまで、試用は自己責任でお願い致します。
もう少し使いやすい、レンジ切り替えなしで電流を200mAを超えて連続的に測れるテスターがほしいなあ。